前半社長、後半妹。見事に振り回されっぱなしです。　ー　なれる！SE10

第10巻は「闘う？社員旅行」ということで、スルガシステムの社員旅行の話。そして、この巻は6巻以来の短篇集となっています。

の4話収録です。

では、順を追って。

社長の鶴の一声で企画された社員旅行（熱海の温泉）に幹事として工兵が振り回されるお話。

この話はなれる！SEシリーズには珍しく、全くと言っていいほど技術の話が出てきません。普通に楽しいエピソードですが、普通の小説に仕上がっています。

このシリーズを手にとった方々のニーズとは少し離れた所にあるかもしれないですが、10巻まで読み進められた方なら必ず楽しめることと思います。

サービスカットとかもあります。これもニーズは不明です。

社長のムチャぶりでいきなりシステムサイジングを任される工兵と室見、そして駆り出される梢のお話。

この巻唯一と言っていい技術ネタの短編です。

システムサイジングとは、要するに構成の見積もりといったところでしょうか？

あまり詳しく知らないので、わからないところも多々ありました。いかんせん、見事に専門用語が飛び交っているもので…

ただこういった話嫌いじゃありません。

８巻で登場した次郎丸縁が主役のエピソード。

縁のスーパーマン（スーパーウーマン？）ぶりが非常に際立っています。

凄すぎてなんも言えねぇです。

工兵の妹の誉がスルガシステムに来襲します。

５巻では書かれることのなかった誉の破天荒ぶりが明らかになります。

なんだかんだ言って、妹ほしいと思ってしまったのは私だけでしょうか。

そして、誉にSEフラグがたったようです。

なれる！SEシリーズ最新刊まで読み進めてきました。

ここまでだいたい1ヶ月くらいでしょうか、読み易いこともあり割と速いペースで読み進めてきました。

今思うと、読み始める前とここまで読み終えた今では、良い意味でも悪い意味でもSEという職業に対する考え方が変わったかもしれないです。

さて、次の11巻はいつ頃出るんでしょうか？

現在、公式サイトで確認したところ「最新刊!!　なれる！SE9」となっています。

あれ、10巻の存在は？

どうやら11巻は遥か先になりそうです。

大人しく待っていることとします。

Bたーんぶろぐ