Bたーんぶろぐ

プログラマがそんなにテックでないことを書きます。

自分はインフラ系なのではと − インフラエンジニアの教科書

修論発表で一区切りつくかと思ったら、案外何も変わらず研究に忙殺されている今日このごろ。

どうにかこうにか新生活に向けて引っ越しだけでも終わらせて、ようやく春からの社会人が現実味を帯びてきました。

さて、引っ越しにともなって発生したもの。それが通学時間です。

これまでは徒歩通学だったこともあって、ほとんど電車には乗らない生活でした。

それがこの一週間ほど、片道2時間半の長旅を強いられております。

正直面倒臭い。

そんな通学時間にも一点だけ良いところがあります。

読書量が増えるところです。

そんなわけで、今まで積み貯めた本たちを消費(失礼か?)すべく電車に揺られながら本を読む毎日です。

断固、論文は読まん!

 

 

さて、そんな中で出会ったのがこの一冊。

 

インフラエンジニアの教科書

インフラエンジニアの教科書

 

 

インフラエンジニアという、興味はあったけど何読んでいいのかわからない分野に対してド直球の内容です。

著者は初期メンバーとしてLINEのインフラを支えた方。

そんなにズッシリ重い本というわけではありませんが、話題自体はかなり広く取ってあり、一般的なメモリやストレージ構成からデータセンターの冷却方式まで、素人目に見てマニアックな内容まで話は及んでおります。

そのわりに、書き口が読みやすいためか、グイグイ読み進めていくことだ出来ます。

 

 

さて、自分は学生だったためインフラ系に関わるとか関わらないとか、それ以前の話なわけですが、それでもソフトウェアに比べればまだ馴染みがあるのがインフラ系です。

大学で所属していた研究室にもそれなりの設備、WEBサーバやらRAIDとかはありました。

そのため、学生身分の時分もその管理という名目で色々といじくり回す機会が少なからずありました。

なので、ストレージとかサーバとか、その辺の話は実は身近だったりします。

もちろん、この本に書いてあるような大規模かつ高価な装置群は目にしたこともありませんが。

そんなわけで、インフラエンジニアは結構興味がある分野だったりします。

 

 

この本ではその興味と読みやすさが相まって、とても面白く読むことが出来ました。

著者も本の中で「新人に最低限知って欲しい知識」ということを書かれていますが、こんな教科書にもっと早く出会えていたら、研究室のインフラ環境はもっと(自分寄りに)整っていたことでしょう。

それほどまでに、自分にとって魅力的な本でした。

この本はぜひぜひオススメです。(門外漢の自分が言っても全く説得力はないですが…)

 

 

そんなわけで、大学までの長い長い通学時間が少し潤うような本に出会えて良かったです。

これまではソフトウェアを書けるようなエンジニアに魅力を感じていたけれど、もういっそのことインフラエンジニアの方に舵を切っちゃおうかなぁ。

 

こんな本に出会えるように、そして通学時間をより有効にすべく、沢山の本を読みたいと思います。

 

 

そして、来月からは卒業旅行だ!

 

いよいよ4月1日の入社日が見えてきた。